By s.otake Tableau 2020/05/29 目次 機能について 動作検証 検証結果 さいごに 関連する記事: こんにちは。truestar大竹です。 今回はTableauDesktop 2020.1の機能に追加された「動的パラメーター」をご紹介したいと思います。(今更ではありますが・・・) https://www.tableau.com/ja-jp/2020-1-features#feature-124208 機能について パラメーターを作成する際、”許容値:リスト” を選択することで 現在使用しているデータソースのフィールドから値を取得することが可能です。 今回は、日付型のオーダー日をリスト化してみます。※データ型の選択によってフィールド値も変化します。 しかし、この”値のリスト”は、パラメーター作成時のデータをリスト化するため データソースに値が追加された場合は自動でリストが更新されませんでした・・・ そのため、リストに値を追加したい場合はパラメータを再編集してデータを再取得する必要がありました。 その手間を改善してくれるのが、今回紹介するTableauDesktop2020.1で追加された「動的パラメーター」です! 今まで手作業で更新していた”値のリスト”を自動的に更新してくれるようになりました。 動作検証 今回はスーパーサンプルストアのデータを使用して、パラメータが自動更新されるのか確認してみたいと思います。 比較対象としてTableauDesktop2019.4でも同じ検証を行います。 検証その1:パラメーターの値のリストが自動更新されるのか確認 検証その2:パラメータの初期値が最新の値に更新されるのか確認 <手順> ①スーパーサンプルストアのデータをcsvへエクスポート 名前は「スーパーサンプルストア.csv」とします。 ②2019.4と2020.1 2つのワークブックを作成 「スーパーサンプルストア.csv」をデータソースとして取り込んでおきます。 ③パラメーターを作成 それぞれのワークブックでオーダー日をリスト化したパラメーター1を作成します。 ④最新日付を取得する計算フィールドを作成し、パラメータの初期値に設定(ver2020.1のワークブックのみ) 2020.1のワークブックに最新オーダー日を取得する計算フィールドを作成します。 ”ワークブックを開いたときの値”に、先ほど作成した”最新オーダー日”を設定します。 ⑤最新オーダー日の確認 どちらのバージョンも2019/12/31が最新オーダー日であることを確認します。 ⑥「スーパーサンプルストア.csv」のデータを更新 「スーパーサンプルストア.csv」を開き、最新オーダー日以降の日付(2020/5/1)のレコードを追加します。 ⑦ワークブックを開き直してパラメーターのリストを確認 2019.4のパラメーターのリストは更新されていないですが、2020.1のパラメーターのりストは自動更新されていることがわかります。 また、2020.1のパラメーターの初期値が自動的に更新されていることがわかります。 検証結果 この「動的パラメーター」機能により、以下結果がわかりました。 検証結果その1:パラメーターの値のリストが自動更新される 検証結果その2:パラメータの初期値が最新の値に更新される さいごに この「動的パラメーター」機能により、以下メリットが考えられます。 ・更新忘れ防止 ・保守作業軽減 ・作業効率化 実用的でとても有用な機能だと思いました。 ぜひ皆さんも使ってみてください! 60 SHARES Share on Facebook Tweet Follow us Share Share Share Share Share 関連する記事: Tableau Desktop Certified Professionalについて Tableauで地域ポリゴン Tableauで更新前と更新後のシート画像をキャプチャーして比較する Tableauで白地図マップ Tableau 2020.2「セットコントロール」を使ってみた s.otake / About Author More posts by s.otake